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臨床研究について
臨床研究とは人を対象として行われる医学研究のことです。病気の予防・診断・治療方法の改善や病気の原因の解明、患者さんの生活の質の向上を目的として行われます。そこでは、長時間かけて発症する病気や、稀にしか見られない病気も対象になりますし、すでに行われている治療の効果やその予後を観察していくこともあります。医療に活用できる確かな情報とするため、患者さんにご協力いただいて行われるのが臨床研究です。
研究に関する公開情報
当院では、診療情報(診療で得られたデータ)を用いて研究を行うことがありますが、その場合は、国が定めた倫理指針に基づき、インフォームド・コンセントを受けて実施しております。またインフォームド・コンセントを受けない場合には、オプトアウトの手続きを取っています。
オプトアウトとは、患者様へ研究内容を説明し同意を頂く代わりに、情報(研究の概要)を通知又は公開し、研究が実施又は継続されることについて患者様が拒否できる機会を保障する手法のことを言います。
当院でオプトアウトを行っている臨床研究
研究活動における不正防止に向けた取り組み
当院では研究活動の不正行為防止及び公的研究費の不正使用防止等に取り組んでいます。
- 地方独立行政法人神戸市民病院機構 公的研究費等の取扱いに関する行動規範
- 地方独立行政法人神戸市民病院機構 公的研究費等不正防止に関する基本方針
- 地方独立行政法人神戸市民病院機構 公的研究費等の不正防止計画
- 地方独立行政法人神戸市民病院機構における研究活動上の不正行為の防止及び対応に関する規程
相談・申立の窓口は法人本部のコンプライアンス推進室となっております。
地方独立行政法人神戸市民病院機構
法人本部総務課職員係(機構のコンプライアンス推進室を兼ねています。)
所在地:〒650-0047 神戸市中央区港島南町2丁目2番地
神戸市立医療センター中央市民病院 南館3階
電話:078-940-0155
(受付時間:月~金曜日8:45~17:30 ※休日及び祝祭日、年末年始等を除く)
FAX:078-306-2870
Email:compliance[at]kcho.jp
研究センター体制図
組織・役職 | 氏名 |
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研究センター長 | 万代 道子 |
副センター長 | 前田 亜希子 |
研究センター顧問 | 髙橋 政代 |
部門 | 主な業務内容 |
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研究部門 | 研究の実施 |
支援部門 | 研究支援 |
管理部門 | 倫理申請管理 |
事務部門 | 契約事務、研究費管理 その他事務 |
iPS細胞実用化に向けた取り組み
これまでに、神戸アイセンター病院の前身である神戸市立医療センター中央市民病院眼科と先端医療センター病院眼科は理化学研究所網膜再生医療研究開発プロジェクトチーム(高橋政代リーダー)と共同で、加齢による網膜色素上皮細胞の異常が原因で、高齢者の主要な失明原因となる病気のひとつである「滲出型加齢黄斑変性」の患者様を対象に、新しい治療としてiPS 細胞から作製した網膜色素上皮(RPE)細胞移植の安全性の確認を主な目的として臨床研究を行って参りました。